T-money(ティーマネー)は、韓国の地下鉄とバスで運賃を払うためのチャージ式ICカードです。コンビニや駅で買って現金を入れ、乗るときと降りるときにタッチして使います。
日本の交通系ICカードと感覚は近いのですが、乗り換え割引の条件と払い戻しの決まりは韓国独自です。この二つを知らずに使うと、割引が切れたり、残高を持ち帰ることになったりします。
要点
- 使える場所
- 地下鉄、バス、T-moneyマークのある店舗
- 買える場所
- コンビニ、ソウルの地下鉄駅の案内所
- カード代金
- 3,000〜5,000ウォン(一般カード、払い戻し不可)
- チャージ
- 現金が確実
- 乗り換え割引
- 降車から30分以内(21時〜翌7時は60分以内)
T-moneyで何ができるか
韓国観光公社の案内では、T-moneyは口座を持たずに使えるチャージ式のプリペイドカードで、公共交通の乗り換え割引を受けられます。T-moneyのマークがある交通機関と店舗で支払いに使えます。
旅行者が使うのは、ほとんどが地下鉄とバスです。カードにあらかじめ現金を入れておき、乗るたびに残高から運賃が引かれます。
一定期間乗り放題になるパスとは別のものです。T-moneyは、入れた金額のぶんだけ使えるカードだと考えてください。
どこで買えるか
コンビニで買えます。韓国観光公社の案内では、GS25、CU、7-ELEVENなどの全国のコンビニが購入場所として挙げられています。ソウルの地下鉄1〜8号線の駅にある案内所でも購入できます。
コンビニは空港内にもあるので、到着してすぐに用意することもできます。
カード本体の代金は、同じ案内では一般カードで3,000〜5,000ウォンです。デザインによって金額が違うので、店頭の表示を確認してください。すべての店がすべてのデザインを常に置いているわけではありません。
レジで「교통카드(キョトンカドゥ)」と言えば交通カードのことだと伝わります。
チャージのしかた
チャージはコンビニのレジと、駅のチャージ機でできます。T-moneyの公式案内では、チャージできる場所としてコンビニ(GS25、CU、7-ELEVEN、ミニストップ、Storyway、emart24)、地下鉄駅のカード自販機(ソウル1〜9号線、仁川1〜2号線)、銀行のATMが挙げられています。
韓国観光公社の案内では、駅の券売機でのチャージは上限50万ウォンです。旅行で使う額なら、上限を気にする場面はまずありません。
現金を用意しておくのが確実です。公式にカード決済でのチャージが案内されているのはモバイルT-moneyのほうで、こちらは韓国の携帯電話番号などが前提になります。海外発行のクレジットカードでチャージできるとは限らないため、紙幣を少し持っておくと迷いません。
チャージ機の画面表示や操作手順は、設置場所や機種によって違います。現地の画面の案内に従ってください。
改札とバスでの使い方
地下鉄は、入るときと出るときの両方でタッチします。
バスも同じで、乗るときと降りるときの両方でタッチします。降りるときのタッチを忘れると、ソウル市の案内では乗り換えが切れて追加の運賃がかかります。
残高が足りないと改札を通れません。カードをタッチしたときに残高が表示されるので、少なくなってきたら早めに足しておくと止まらずに済みます。
乗り換えの30分ルール
ソウル市の統合乗り換え割引では、降りてから30分以内に次の交通機関に乗ると割引が適用されます。21時から翌朝7時までは、60分以内です。
割引が受けられるのは最大4回の乗り換え、合計5回の乗車までです。
同じ路線や同じ車両への乗り換えは対象外になります。また、この割引は1人1枚のカードを使うことが前提です。
つまり、降りるときのタッチが乗り換え割引のスイッチになっています。地下鉄からバス、バスから地下鉄のどちらでも、降車時のタッチを飛ばすと次の乗車が新しい1回として扱われます。
いくら入れておけばいいか
一度に大きな金額を入れる必要はありません。チャージはコンビニでも駅でもすぐにできるので、減ったら足す使い方で足ります。
運賃は距離と交通機関によって変わります。ソウル市の運賃案内では、地下鉄の大人カード運賃は基本区間で1,550ウォン、市内バスは1,500ウォンで、距離が延びると加算されます。金額は改定されることがあるので、正確な額は公式の運賃案内で確認してください。
残高は使い切ってから帰るほうが無駄がありません。払い戻しには手数料がかかり、カード本体の代金は戻らないためです。
払い戻し
残高の払い戻しは、コンビニ、地下鉄駅の案内所、銀行のATM、T-money Townで受け付けています。
T-moneyの公式案内では、手数料は500ウォンです。カード本体の代金は払い戻しの対象外です。
金額によって受付場所が変わります。コンビニで扱えるのは少額のみで、上限はチェーンによって2万〜3万ウォンです。5万ウォンを超える払い戻しは、ソウル駅近くのT-money Townでの受付になります。
帰国日に空港で処理しようとすると時間が読めません。残高を戻すつもりなら、市内にいるうちに済ませておくほうが確実です。
よくある失敗
- 降りるときのタッチを忘れて、乗り換え割引が切れる
- 残高不足に気づかず、改札の前で止まる
- 海外発行のクレジットカードでチャージできると思い込み、現金を持っていない
- 1枚のカードで2人分を払い、乗り換え割引が受けられない
- 乗り放題のパスと混同する。T-moneyは入れた残高から運賃を引くカードです
到着した日の流れ
- 空港か市内のコンビニでT-moneyを買う
- その場で現金をチャージする
- 地下鉄とバスで、乗るときと降りるときの両方でタッチする
- 残高が減ったら、コンビニか駅で足す
この四つだけ覚えておけば、初日から移動で困ることはほとんどありません。
よくある質問
T-moneyはどこで買えますか
コンビニと、ソウルの地下鉄1〜8号線の駅の案内所で買えます。空港のコンビニでも扱っています。
チャージにクレジットカードは使えますか
現金を用意しておくのが確実です。公式にカード決済でのチャージが案内されているのはモバイルT-moneyで、海外発行のクレジットカードが使えるとは限りません。
バスでも降りるときにタッチが必要ですか
必要です。ソウル市の案内では、降車時にタッチしないと乗り換えが切れて追加の運賃がかかります。
乗り換え割引はどのくらいの時間まで有効ですか
降りてから30分以内です。21時から翌朝7時までは60分以内になります。
残った残高は払い戻せますか
払い戻せます。手数料は500ウォンです。少額はコンビニ、5万ウォンを超える場合はソウル駅近くのT-money Townでの受付になります。
カード本体の代金は戻ってきますか
戻りません。払い戻しの対象は残高だけです。
1枚のカードを2人で使えますか
運賃の支払いはできますが、乗り換え割引は1人1枚のカードを使うことが前提です。2人で移動するなら、それぞれ1枚ずつ持つほうが結果的に安く済みます。
出典
- T-money (Korea Smart Card)公式交通情報
- Seoul Metropolitan Government (english.seoul.go.kr)公式行政情報
- Korea Tourism Organization (VisitKorea Practical Info)公式観光情報
公式の情報をもとにまとめています。料金・運行スケジュール・受付条件は変わることがあります。時間に左右される情報は、出発前に公式サイトで確認してください。
最終確認: